2012年11月19日月曜日

オーロラの高さ - Live!オーロラ

第二章・オーロラの高さ(オーロラのしくみ)

  オーロラは、北極周辺や、南極周辺にオーロラオーバルを形成して発生することがわかりました。 
 では、オーロラはいった空のどの辺りに存在するのでしょうか。

 空一面に広がるような素晴らしいオーロラを見たことがある方は、それこそオーロラが手に届きそうなほど、 近くに存在するように感じることでしょう。 



 通常のオーロラは上の図のように、上空およそ100Km~400Kmあたりに発生します。
 100Km以上となると、もちろん雲より遥か上空、そして、飛行機は飛ぶことができない領域です。
 1章で説明した、「オーロラオーバル」が、観測地の上空に存在したとしても、上空が晴れていなければ、 オーロラを見ることができないことがわかります。 

 また、オーロラが高いところで発生する理由は、後に説明しましょう。 

 まれに、北欧近辺やアラスカ上空の飛行機の窓からオーロラを観たという人で、「オーロラは飛行機と同じくらいの高さだった」とおっしゃる方がいます。確かに、“> 見た目”の高さは飛行機と同じようにみえますが(筆者も経験しました)、実際は地平線の向こうの上空100kmほどに輝くオーロラが、地球が球体になっている影響> などで“飛行機と同じくらいの高さ”に見えるということが殆どです。